新年のご挨拶

組合員の皆様へ

 

明けましておめでとうございます

 

組合員の皆様方におかれましては、新春をご家族お揃いで健やかに迎えられたことと心からお慶び申し上げます。

 

約4年にわたり社会やくらしに大きな影響を与えたコロナ禍が終わり、個人消費は緩やかに回復しつつあるとともに、昨年3月の北陸新幹線福井敦賀間の開業効果により、駅周辺部などでは大きな賑わいがみられるようになりました。しかし、近年の記録的な円安による物価の高騰やエネルギー価格の上昇により、人々の暮らしは依然として厳しいものがあります。

 

このような中、当生協の2024年度上半期の決算は、職場のDX化の進展に伴う働き方改革や組合員のライフスタイルの変化などにより、供給斡旋事業が昨年度を大きく下回る結果となりました。店舗来店者の減少に歯止めがかからず公用品の調達も減少傾向にあるなど、事業を取り巻く環境は依然として厳しいものがありますが、知恵を絞り、各事業のリノベーションを積極的に進め、経営の健全性、安定性の確保に努めてまいりたいと考えております。

 

今年の干支は「乙巳(きのと・み)」です。「乙」は困難があっても紆余曲折しながら進む柔軟性と適応力を象徴し、「巳」は蛇を表し、脱皮し強く成長していく姿は再生と変化の意味を持ちます。この二つの組み合わせである乙巳は、努力を重ね物事を安定させていく縁起の良さを表しており、成長や変革の年とされています。

 

当生協の原点は、自分達の自分達による自分達のための協同組合、協同組織性です。そのことは、「一人は万人のために、万人は一人のために」の経営理念に、組合のミッション(使命)、ビジョン(将来目標)、バリュー(組織共通の価値観)として込められています。役職員一同、この経営理念を胸に、困難もある中で努力をしながら、柔軟な心と知恵を持って、新たな挑戦に立ち向かっていく年であると気持ちも新たにしているところです。

 

本年も組合員の皆様方のご健勝、ご多幸を心から祈念申し上げますとともに、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。

2025年1月

 

                                 福井県庁生活協同組合

                                     理事長 土田 利幸

                                            役職員一同